Movable TYPEと WordPress

最近 YouTube で movable Type と WordPress について話をされている方の内容を見させていただきました。

その方は WordPress や movable TYPE の仕組みについてとても詳しく、おかげさまで Movable Type や WordPress の仕組みについてさらに理解が深めることができました。

そしてその方が話されていた内容は実に興味深い内容でもありました。

その方のお話の概要をまとめますと、 WordPress は現在最も有名で世界中で使われている CMS となっていますが、以前は WordPress よりも movable TYPE の方が有名であり多く使われていた時代があったのです。

ところが movable TYPE はある一つの欠点があったために、今では WordPress の方が多くのユーザーに使われているのが現状です。

WordPress は多くのユーザーと開発者技術者がいるために、実に様々なテンプレートやカスタマイズ方法が次々と開発され進化し続けています。

日本の大手企業はじめ幅広く利用されています。これはサイトなどを作る際にはとても便利なため使い勝手は良いのですが、セキュリティの面で大きな課題となっています。

その理由はあまりにもたくさんのユーザーがいるために世界中から WordPress を狙ったサイトが危険にさらされているのです。

ハッカー達が簡単にホームページ内などに侵入してきて身代金を要求するケースもあるとのことです。驚いたことに日本の企業はおとなしいので言うことを聞いて億単位でお金を払っているのではないかとの指摘でした。

一方ムーバブルタイプは、使ってるユーザーが少ないためにハッカーに狙われる危険性が低いとのことなのです。

すなわち WordPress よりも movable TYPE の方がより安全にサイトを運営していくことが可能なのです。セキュリティの面では、 Movable TYPE がおすすめです。

ところが movable TYPE にはもっと困った欠点があるのです。

それはユーザーや技術者があまりいないために、カスタマイズできる人がいない、バージョンアップがされても対応できない、以前は movable TYPE を使っていたという技術者でも新しい知識がないために対応できないといった現状があるとのことです。

また構造的にとてもよく理解できた点があります。

それは WordPress は訪問者が URL をクリックしてやってくると、 MySQL などのデータベースから情報を瞬時に引っ張り出してきて表示させているのです。

このためにあまりにもアクセスが多いと引っ張り出してくる作業が追いつかずに404などの非表示となってサイトが表示されないといった不具合が発生してしまう場合があるとのことです。

一方ムーバブルタイプは、同じように MySQL 空のデータベースから情報が出されているのですが、静的なページとして出来上がったものがすでに表示されているために、訪問者が来るたびに引っ張り出してくるような作業は必要がないとのことなのです。

このことは以前何かで見ましたが、 movable Type は「紙」であることと同じ意味なのだと思います。

なので写真をたくさん掲載しても、表示されるのは紙一枚だけになるので、何の問題もなくサクサクとページが表示されるのです。

その方の会社のホームページも movabletype で作られており、個人的にも奪う舞台がお好きだとのことを話していました。

私もこの話を聞いて同様に感じた点があります。

今や世界中で主流となった WordPress も便利なのですが、セキュリティの面や静的ページのサクサクと動くメリットを考えると、今後も movable TYPE を上手に使っていくのが良いのではないかと思います。